赤の0が1枚と4枚のテンテンタイルを追加。その結果、強弱のバランスが整いゲームの面白さが倍増!
トランプサイズの紙製から、24mmx38mmの木製タイルに進化しました。
プロジェクト概要
名作 ツクルテンは、数字タイルの赤と青1~7(各4枚)の56枚で遊ぶ
ボードゲームです。手札7枚プラス1枚で10になれば、WINという
シンプルなルールでハマる人が続出しました。
今回そのツクルテンが『 ツクル10テン(ツクルテンテン)』に進化を遂げ
発売されることになりました。
基本的なルールはそのままに、新たなタイルが追加され、さらに面白く!
ゲームの概要
数字タイル8枚の合計でちょうど《10》を作ることを目指します。
単純に合計するだけでは《10》を容易に作ることができません。
3枚組の特殊コンボを用いて、数字タイルをうまくまとめましょう。
≪ 特殊コンボ ≫ 数字タイルは以下の条件で数字1つにできます。
●連続する赤の数字3枚組⇒その中でもっとも大きい数字
●連続する青の数字3枚組⇒その中でもっとも小さい数字
●同じ色の同じ数字3枚組⇒数字に関わらず「0」とする
今回、赤にも青にも化ける5,6,7,8の4枚(テンテンタイル)と赤の0
合計5枚のタイルが追加されました。
新たに追加されたタイルで
比較的強い数字と弱い数字のバランスが取れ、面白さが倍増!
製品化のストーリー
実はツクルテン (紙製) の発売の後に、アクリル製のツクルテンタイルが発売されました。価格はツクルテンの約10倍高い税込25,000円でした。
とてもクオリティの高い製品ですが、価格が高くて数量も限定されてしまい、幻の製品になりました。
そこで、ツクル10テンは24mmx38mmx2.5㎜の木製タイルで、お求めやすい価格で製品化することにしました。
価格はツクルテンに近づけ、プレイスタイルはツクルテンタイルに近づけました。
磁石でくっつき、1本になる木製ボードゲームスタンドも附属します。
(商品の誕生秘話)
ツクル10テンは、ツクルテンに、おまけアイテムを追加しようというところからスタートしました。ツクルテンで遊んでいただき、その後、追加アイテムで「おまけ」として遊んでもらえればという感じでした。
(それだけツクルテンが完成度の高い作品だと思います。)
最初は赤や青の数字は1~7すべてに化ける、ジョーカーみたいなアイテムをつける予定でした。ただ実際に試遊すると、ジョーカーが強すぎてゲーム自体が面白くなくなりました。
数字は小さい数字のほうが比較的有利な、また青が赤よりもギミック的に有利な傾向があります。
それで、赤にも青にも化ける5,6,7,8を1枚づつ追加しました。
本作では、赤の「2」が4枚と青の「2」が4枚、または赤の「5」が4枚と青の「5」が4枚で「10」にする、ゴッドテンという役が一番難しいです。
テンテンタイルのおかげで、少なくとも後者の「5」のみのゴッドテンに関しては、ハードルが少し下がりました。
また、青よりも少し不利な赤の0(ゼロ)1枚追加しました。
これにより、ゲーム全体のバランスが前作よりも整えられました。
赤の0 1 2 があれば、2として使えます。一見便利な反面、例えば対戦相手がすでに7枚の手札で10を完成した場合、不用意に赤の0を捨てると相手に上がられてしまいます。毒にも薬にもなる魅力的なタイルになりました。
テンテンタイルと赤の0のタイルが加わったことによって、ゲーム自体の面白さが倍増しました。
<余談 テンとテンテンタイル>
ツクルテンのテンは10の意味です。韓国版ではMAKE 10(メイクテン)として販売されています。ツクル10テン(ツクルテンテン)では、動物のテンをモチーフにデザインしました。
動物のテンは、古くからキツネと同じく「化ける」と言われています。
新たに追加されたテンテンタイルは、赤にも青にも化けるという意味です。
テンの好物の山桑の実(ヤマグワノミ)をテンテンタイルのデザインに取り入れました。